2011年6月 山口市立宮野小学校訪問

6月3日(金)山口市立宮野小学校の平和学習会へ参加しました。

 宮野小学校から、同校の「平和学習会」への「語り部」派遣の依頼がゆだ苑にあった際、学校側に了解を得て、事務局員の私(坂本)も、その学習会へ取材参加してきました。以下は、その学習会の報告です。


 

  • 日 程:6月3日(金)14時~15時
  • 会 場:山口市立宮野小学校 体育館
  • 内 容:平和学習会
    「語り部さんを囲んで!」講師:山口県被団協 竹田 國康 会長

 山口市立宮野小学校の6年生担任の教師から「広島の修学旅行前に平和学習会を開きたい。直に体験談を聞くことにより、修学旅行をより充実したものにしたい」とゆだ苑に依頼があり、6月3日、山口県被団協の竹田会長と共に、学校を訪問しました。

 

 体育館には6年生の生徒と父兄、先生方総勢140名余りが参加し、「語り部」を務める竹田会長の話を、熱心に聞いておられました。

 

 話を聴いた後、グループミーティングが行われました。それに続き、各グループ代表の生徒さんが「現実に戦争が起こったらどうしようと、本当に思った」「本等の資料は読み知ってはいたが、戦争はもっと怖いものだと実感した」「核兵器がどんなに危険なものかわかった。核兵器の無い平和な未来にしていこうと思う」といった感想を述べられました。

 

 最後に、みんなで平和を願う「うた」を熱唱して、学習会が終わりました。

コメント

  • 山口市立宮野小学校 片山校長
     「子供たちは、戦争や原爆について、本を読み調べたりして一所懸命学習しています。しかし、生で実話を聞くのに勝るものはない!」
  • 6年生担任 栗田先生
     「今、親でさえ、戦争や原爆を実際には知らない世代になっている。なので、子供に伝えるのはとても難しいこと。親と子が一緒に聞き、ぜひ共通の話題のひとつにしてほしい。原爆の実体験談は、もう10年先には聞けないだろう。まさに、今しかない!」 
  • ゆだ苑 坂本
     時代の流れの中で、原爆はもう遠い昔の過去のことのように思い、現実味を感じない世代に変わってきています。では、「何故、今も修学旅行に広島の原爆ドームに行くのか?」それは、忘れてはならない過去だから。これから先の未来に平和がいかに大切か、を知ってもらうきっかけのひとつになるはず。

 

※学校関係者のみなさまへ !!

 弊苑では、県内の小中学校の「平和学習」開催のお手伝いの一環としてここに紹介した宮野小学校のケースのように、いつでも「語り部」の派遣や「平和紙芝居」行います。

 貴校でも、ぜひ、ご利用下さい。