被爆者の分骨を仮納骨

3月22日(木)被爆者の分骨を仮納骨

 先日、下松市から、ゆだ苑へ依頼の連絡が入りました。

 

 内容は、『身寄りのない原爆被爆者の方が亡くなられたので、他の原爆死没者の方々と一緒に、山口市宮野にある慰霊碑「原爆死没者之碑」に併設されている納骨堂に、分骨させてもらえないだろうか?』ということでした。  

 原爆死没者之碑の納骨堂を1985年に建立して27年が経過していますが、行政からの依頼で納骨するのは今回が初めてのことです。

 

 何とも寂しいことですが、原爆投下後67年が経ち、被爆者の方も高齢になり親、兄弟、親戚といった血縁関係に当たる方が誰ひとり生存されていない状況もあり得ることを実感させられました。

 

 生前、この方がどのような生涯をおくられたかは定かではありませんが、今年の9月6日(木)開催の「原爆死没者追悼・平和式典」で正式に納骨し、以降、毎年供養を行いたいと思います。