ゆだ苑とは
What is yudaen

旧ゆだ苑建屋

 福祉会館ゆだ苑(この会館は、山口市の湯田温泉地区の一角に建設されたことから、「ゆだ」の名称が付けられました)は、山口県内の被爆者が『温泉保養や休息ができる福祉会館』として、また『被爆者支援運動の推進と核兵器廃絶に向けた平和運動の拠点』として、1968年5月に建設された施設です。

 その関係で、この施設内には、温泉保養施設としての福祉会館「ゆだ苑」を運営する機能にあわせ、被爆者支援運動と平和運動推進拠点としての機能をもつ「事務局組織」が設置されました。  この2つの機能を持った事務局組織こそ、現在の「一般財団法人山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑」の前身です。

平和を求める人々の取組により「ゆだ苑」が完成しました。

 全国の原水爆禁止運動が混乱状態に陥った1963年に「被爆者センターを建設し、そこを拠点に、県内被爆者の支援運動と核兵器廃絶に向けた平和運動を推進しよう」との声がたかまり、被爆者・県内大学人・学生・平和団体・宗教家などが推進役となって、県内各地で懸命な募金活動を展開しました。

 この取組みは多くの県民の支持を受け、1968年5月に、全国に誇れる福祉会館「ゆだ苑」が完成しました(イデオロギーや宗教宗派、思想信条などの違いを全て乗り越えた被爆者支援および平和を求める人々の会館建設への取組みは、当時「山口方式」と呼ばれ、全国の注目を集めました。この山口方式の理念は、現在の「ゆだ苑」の組織運営理念・活動理念として継承されております)。

 

 オープン後は被爆者の保養施設としての役割を果たしながら、一方では、広島・長崎とは比較にならないほど恵まれない県内被爆者の支援運動とともに、核兵器廃絶に向けた平和運動を積極的に進めてまいりました。

ゆだ苑の現在

 福祉会館「ゆだ苑」は、老朽化のために維持できず1995年に廃館。それ以降、運動を推進する事務局は、ゆだ苑の跡地に建設された「自治労会館」の1階に場所を移して、現在に至っております。

 発足当初から、『会館(建物)の名称』と『運動組織(組織体)の名称』を区別しないまま、同名で「ゆだ苑」と呼称してきたことから、ゆだ苑という建物が廃館後も被爆者支援運動と平和運動を推進する現在の運動組織体の名称に、「ゆだ苑」を使用しています。

略史
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1968年  山口県原爆被爆者福祉会館「ゆだ苑」落成
(福祉会館内に被爆者支援・平和活動の事務局を設置これが「ゆだ苑」の創設)
1970年 被爆者集団検診スタート
1971年 原爆症カルテ発見(山口病院・柳井病院)
ゆだ苑開館3周年記念講演会開催(講師:大江健三郎氏)
1972年 県に被爆者行政費計上を要請
(翌73年3月に行政費の計上が実現)
1973年 被爆軍人の遺骨発掘
江良丘陵に仮追悼碑建立(追悼式開催)
1974年 原爆死没者之碑除幕
1975年 9月6日に第1回原爆死没者追悼・平和式典挙行
1976年 被爆者絵画展を開催
1977年 休日移動検診スタート
被爆犠牲者肖像画を11人の遺族に贈呈
1979年 南太平洋核被害調査交流団にゆだ苑職員参加
1980年 被爆証言集「語り」Ⅰを発刊(以降Ⅶまで発刊)
「ゆだ苑のあゆみ」発刊
1981年 宇部市の共同墓地に埋葬されていた朝鮮人2人の遺骨を発掘し、
原爆死没者之碑に仮安置
1982年 「ヨーロッパ反核語り部の旅」にゆだ苑職員参加
1985年 納骨堂除幕
1986年 市民平和行進への参加スタート
1988年 ゆだ苑の被爆資料室完成
1989年 被爆軍人カルテを広島市へ提出
1991年 永松初馬第3代理事長が交通事故死
1993年 コープやまぐちからの寄贈本を基に「平和文庫」開設
ゆだ苑を支える会=現・ゆだ苑と協同の会が発足
1995年 県被団協の協力で被爆者アンケートを実施
福祉会館「ゆだ苑」を解体
1996年 被爆50周年事業実施
(平岡広島市長を迎えてフォーラム開催)
2005年 被爆60周年記念・一筆運動の記録を刊行
(「水 みず」の叫び声を忘れないで)
2006年 第1回ミニ原爆展開催
2007年 メモリアルイヤーズの取組み開始
原爆認定制度改定の署名活動展開
2008年 石碑建立の取組みスタート
2009年 「非核三原則の貫徹と核兵器廃絶を誓う碑」除幕
2010年 田村理事長(第5代理事長)が5月28日に急逝
岩本理事長就任(第6代理事長)
ピースフォーラムを開催
( 秋葉広島市長・県内自治体代表・被爆者・市民が参加)
「ミニ平和の集い」を開催(誓いの碑前)
長崎原爆忌を事務局で挙行
第1回「総合相談会」実施
2011年 コープやまぐちの「生協まつり」に参加
新公益法人制度への移行準備開始
ピースフォーラム2011開催(田上長崎市長を招いて)
行事案内にケーブルTV等の媒体活用開始
理事会主催で長崎原爆忌を開催
総合相談会への宇部協立病院の協力開始
安部一成第4代理事長逝去
ビジョン委員会形成
松井広島市長へCANT署名62,435筆を提出

評議員・役員紹介
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ゆだ苑のような組織は財団法人と呼ばれ、次の5つの機関を設置して運営されます。

 

①評議員

②評議員会

③理事

④理事会

⑤監事

一般財団法人では、次のように日常の運営が行われます

  1. 役員(理事・監事)で構成される「理事会」で、年間活動方針案を検討策定
  2. 理事会から提案された活動方針案は、評議員で構成される「評議員会」で点検
  3. 承認が得られてはじめて、年間活動方針案が年間活動方針として確定
  4. 評議員会で承認された活動方針に沿い、理事が専従職員で構成する事務局をマネジメントしながら日常の活動を推進
  5. 監事は、理事が事務局を介して行う活動が年度方針に沿っているか否かを監査

評議員および評議員会

 理事および理事会(執行機関)を客観的な立場から牽制し、業務執行の公正、法人運営の適正を図る役割を担う人を『評議員』であり、その評議員で構成する機関が『評議員会』です。

 評議員の任期は4年間で、現在の評議員は次のとおりです。

氏名 役割 勤務先・役職等
加藤 栄 評議員 元労働者福祉協議会 専務理事
田中 敏彦 評議員 山口市原爆被害者の会 会長
古川 智 評議員 東亜大学 教授
林 正則 評議員 特別養護老人ホームとくぢ苑 施設長
加登田 惠子 評議員 山口県立大学 学長

理事および理事会

年度活動方針に沿った運営の責任を担うのが、理事の役割です。しかしながら、ほとんどの理事は自らが務める組織や団体の役員でもあることから、ゆだ苑に常勤することができません。そこで、日常業務の推進は、理事のマネジメントの下、理事に代わって事務局が行います。

 また「監事」は、理事が、年度方針に沿った運営や予算執行を適切に行っているか否かを監査することが役割です。

 この監事が陪席し、組織運営の責任者である理事が議論・検討する機関が「理事会」です。

 なお、理事と監事の両機関をあわせて「役員」といい、その任期は2年間です。

 現在の役員は、次のとおりです。

氏名 役割 勤務先・役職等
岩本 晋 理事長 (一財)山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑 理事長
小田村 克彦 専務理事  
桝本 康仁 理事 全日本自治団体労働組合 山口県本部 委員長
貞木 展生 理事 山口大学 名誉教授
網戸 茂 理事 日本労働組合総連合会山口県連合会 会長
森田 雅史 理事 山口県原爆被害者団体協議会 会長
井上 護 理事 元しゅうなん若者サポートステーション
吉光 靖文 理事 山口県共済生活協同組合 専務理事
藤永 佳久 理事 原水爆禁止山口県協議会 筆頭理事
大塚 健二 監事 前(一社)山口県労働者福祉協議会 専務理事
山下 慎吾 監事 全日本自治団体労働組合
西嶋 裕作 顧問 山口県議会議員 山口県本部

ゆだ苑事務局

 常勤できる職員で事務局を構成し、その事務局が中心となって組織運営や活動推進を行っております。現在のゆだ苑事務局には、次の1名が常勤しています。

 事務局長 坂本 由香里

 

なお、福祉会館ゆだ苑廃館後のゆだ苑は、自治労会館1階に事務所を借り、そこで事務局業務を行っております。また、事務所内は、以下の3つのスペースに区分されています。

 

  1. 原爆資料展示室:自治労会館1階入口正面のスペース
  2. 談話室:来苑の被爆者や一般の方々に、くつろいでいただけるスペース
  3. 実務室:常勤者が実務を行っているスペース

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ゆだ苑とは

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